レッズ&ドライブ

2006年7月29日 小瀬スポーツ公園陸上競技場 Jリーグ第16節 ヴァンフォーレ甲府戦

清尾淳とヌルサポの仲間たち(第16節/VS ヴァンフォーレ甲府)



今回のレポーター
(写真左から)大野さん、前田さん、
野口さん、香川さん、新城さん

参加メンバー

新城博明(38)自営業

応援を続けてきた期間の長さが自慢。試合内容より勝敗に厳しく、どんなに内容が良くとも負けると不機嫌になる、敗戦後に一緒に居たくないタイプ。しかし、どういう訳か仲間うちでは人気がある。さいたま市在住

香川勇人(28)家業手伝い

理論派サポーター。実は単に理屈っぽいだけかもしれない。声援の大きさはかなりのもので周囲を圧倒する程だが、試合後の飲み屋でも声の同じ大きさなのにはちょっと困ったりする。蕨市在住

大野 猛(31)いまは会社員

レッズを応援するために数回職場を替えている不良会社員。なにせ体が大きいので横で跳びはねられると少し怖い。普段はJAZZを愛する無口なタイプだが、たまに豹変する。蕨市在住

野口純代(?)会社員

年齢は忘れたが、清尾と一番話題が共通することだけは確か。いまだにゴール裏で飛び跳ねてたりする。以前、試合後酸欠で倒れ医務室に運ばれた経験があるが、通常はいたって冷静。さいたま市在住

前田清寛(36)会社員

良いとこ育ちの坊ちゃん風。このメンバーの中で一番まともな社会生活を営んでいる。奥さんは他のチームを応援しているので、家庭も「アウェー」。調布市在住

清尾 淳(49)編集者

浦和レッズのホームゲームで発行されている公式プログラムMDP(マッチデープログラム)を中心にレッズの広報物の編集を生業にしている。付き合う相手に年下が多いので若ぶっているが、50歳を目の前にして「うわ、安倍晋三ってまだ51かよ。俺、こんなことしてていいんか?」と不安になるときもある。さいたま市在住

「清尾さん、すみません。相談に乗ってください…」とJOEこと、新城博明くんからメールが来たのが7月4日。29日の甲府戦にバスツアーを企画したのだが、予想外に人が集まらない。中止にするのはやむを得ないが、申し込んでくれた人たちには何とか交通手段を提供してあげたい。知り合いでバスを出すところに空きがないか、というのが相談の内容。

彼はふだんから僕(清尾)のことを「尊敬する師匠」などと持ち上げているが、それはこういう困ったときに何とかさせるための布石に違いない。「俺は車で行くつもりだったから、普通免許で乗れるくらいの人数だったら、大き目のレンタカー借りて一緒に行こうや。帰りに運転してもらえれば中で仕事もできるから、俺も助かるし」と、マンマと乗ってしまった。JOEは内心(しめしめ)と思っただろう。そうすれば、何とかバス代くらいの負担で行けるはずだが、そこで思い出したのが、三菱自動車のこの企画。競争率は高いだろうが、ダメ元で応募してみたら、当たった。レポートを書く仕事が増えるが、今回同乗するメンバーはJOEを筆頭に、何かに付け一家言あるヤツばかり。僕がいっぱい書かなくても大丈夫だろう。

7月29日(土)

10:30/北浦和「ナビを信用しろよJOE!」by清尾

今回、お借りしたのは白のアウトランダー。サードシートを組み立てれば2・3・2の7人乗りだ。行きの運転は清尾。初めての車を見ると運転したがる。うわっ、バックカメラすげえ!ルームライトのスイッチかと思ったらサンルーフ開けちまった!とはしゃぐ。

10時半に北浦和を出発するが、高速が混んでいるらしいし、調布で前田さんを拾うので下の道で行く。助手席のJOEはナビを信用しない。というか、自分が知っている道で行きたがる。以前、一緒に等々力に行くとき、「絶対、こっちの道が近いって」というJOEの言うことを聞いて、試合開始ギリギリになった経験がある。今回も「井荻トンネルが混んでるだろうから、こっちで行きましょ」と口ナビ。ついつい信用してしまった自分も情けないが、おかげで調布到着12時半。同じ道を2回通ったのには参った。さてレポートは同乗者にバトンタッチ。

13:30/調布のファミレス「いよいよ出発」by前田

4連戦の最後、アウェー甲府戦。レンタカーで行くということは聞いていたのですが、詳細は知らず、3日前に「三菱自動車の企画で行くから」と言われて、びっくり。自分の自宅は調布なので、迎えに来てもらうことになりました。どんな車か楽しみにしていたら、アウトランダーがやってきました。妻は「運転してるの怖そうな人だったから」という理由で下りてきませんでした(苦笑)。

車は豪華仕様で後席用の液晶モニターにDVDプレーヤーまで付いていました。こんなことなら何かDVDを持ってくれば良かったと思うも後の祭り。

すでにお昼なので食事でも、ということで近くのファミリーレストランに向かったら、なんと道路の拡幅で閉店しており地元の面目丸つぶれ。別のファミレスを見つけ事なきを得ました。味の素スタジアムに行くこの企画では、どのレストランが紹介されるんだろうと思いながら食事をしました。腹ごしらえも済み、本格的に出発。

15:30/初狩PA「何の集団だ?こりゃ」by新城

写真見てもらえばわかる通り、誰もレプリカ着てません。それどころかレッズ関係な服ですらない。一人なんかアロハでっせ、アロハ。もーお前はどこのリゾートに行くんだってもんです。こんな奴らがレッズサポーター名乗っていいのか? まあ俺にもサポーターならレプリカを着なきゃいけないと思っている日々がありました。そうそうサポーターにはそれは必要不可欠な記号だと思ってる日々がありましたよ、そりゃ。「俺たちは12番目の選手なんだ!スタジアムを赤く染め上げればそれだけ選手に勇気を与えられる」とか思ってましたよ、ええ。ただ、その思いとは別に、サポーターを表す記号の部分が一人歩きし、今やアウェー周辺は試合前も試合後も一目でサポーターってわかる奴らが、もーうじゃうじゃいるでしょ。ただでさえレッズサポは評判悪いんだから、地元の人間にとってみりゃ、よそ者が我が物顔で闊歩してりゃ良い気分じゃねーよなぁと、最近じゃそれっぽくない格好を好んでしてます。赤くするのはスタジアムの中だけでいいや。「オメーらヌルいなぁ、覚悟が足りねぇんだよ」とのご批判は甘んじて受けますが「勝手にさせろや、おぉ」とだけ返させていただきます。

たしかに、これから応援に行くレッズサポとは誰も思うまい(初狩PA)

 

16:30/山梨三菱甲府本店「お土産まですみません」by野口

店長さんにお迎えしていただきましたが、もしかして、ちょっと意外だったのではないでしょうか?今回の参加者はユニ着用率0!きっと、赤いフルメタルの参加者を予想されていたかと思います。ええ、もちろんユニ持参でマフラーも2本持ってきていましたが、これはスタジアムで装備というのが私のゲン担ぎなんです!

しかし、こんな私たちにもラムネやコーヒーのおもてなしでお迎えいただき、本当にありがとうございました。営業所の入口にアレ、坪井、伸二の代表ポスターが飾ってあり、ちょっと感激!しかし、店内にはヴァンフォーレ甲府のポスター…ん?「いや、これはお客さまがお持ちになって…」いや所長さん、よっくわかります。やはり地元のお客様は大事にせねば。帰りにはお土産(?)のミニチュアカーまでいただいて、赤いアイを催促したようでホントに心苦しかったです。

所長さんに見送られながら、いざスタジアムへ。

アイは軽自動車とは思えない広さ。なにしろ新城が乗れるんだから(山梨三菱甲府本店)

長澤学店長(中央)と一緒に。こんなヌルサポですみません

17:30/小瀬スポーツ公園「チアリーディング」by新城

駐車場からも、席に座れず壁にへばり付いた浦和側のサポが見える。うへっ何でどこにでもこんなにいるんだレッズサポーター?頼もしくもあり、これからあの中に突入して場所を確保しなくちゃならないかと思うと少々げんなりするのはサポーター的には間違った思想なのだろう。

試合直前まで地元の高校生がチアリーディングみたいなのをやっていたのだが、開始5分前まで一生懸命「V・F・V・F…」とヴァンフォーレサポにダメ出しをしながら踊ってた。まあレッズサポも最近は大人なので、高校生の子供たちにブーイングとかはしない。でもそれも終わり、さあ試合だと気合いを入れなおした瞬間、「じゃあこれから演技しまーす☆」。少し大人になったとは言え、さすがにレッズサポから「えええええぇぇぇぇぇ」と凄いエーイングが出た。あれ単なる前振りだったの?しかし、もしかして最近の他クラブ、レッズサポの気合い削ぐ方法研究してきてる?あの手のショーを試合前にやられると戦績悪いな。

このバス、ぜーんぶレッズサポの応援ツアーです。後援会、阪急交通社、レッズランド、そして自主的なチャーター…。壮観でした(小瀬スポーツ公園の駐車場)

20:20/試合終了「引き分け」by新城

結果として引き分けたのだが、これをどう評価するかが問題だ。いや、俺の中で評価はもう決まっているのだが、多くの人がこの文を読むと判断した上で、どう表現すれば皆の共感を呼ぶか考察が必要だ。「残念ながら勝てなかったけど、勝点1だけはちゃんと確保しました。試合は押され気味だったけど、それでも負けなかったのは大勢詰め掛けたレッズサポーターのお陰かな?」では許されない。じゃあ、アジテーション気味に「俺たちの気合いが足りねぇんだよ。あんなんじゃ駄目だ。もっと頑張ろうぜ」なんつーのはレッズサポ的にはお気に入りの人もいそうだが、俺的にはちょっと違う。

(はっきりしろ!JOEじゃダメだ。行け、理論派)

21:30/帰りの車中「試合について」by香川

丁寧にボールをつないでサイドを抉ってくる甲府のサッカーに手を焼きました。今季になって強く感じているのが、レッズに対する相手チームの士気の高さです。この連戦で対戦した新潟や甲府、中断前に敗れた千葉といったチームは、もとから特徴的なサッカーをしていましたが、レッズ戦ではさらにその個性が研ぎ澄まされているような印象を受けました。

22:00/天下一品「聞き耳」by新城

帰りの運転は新城が担当。

試合結果を「負け」と間違えて話す奴多過ぎな車中は、俺たちが甲府をなめきっていた事実を如実に物語ってたりする。勝ってれば「よし!美味い物でも食って帰るか」となるのだが、車中のすっかりブルーな雰囲気に「いいよ、ラーメンで」とカーナビで店を探し、清尾さんおすすめの「天下一品」に向かう。駄目じゃん、俺たち。この企画の意図に全く沿ってないよ!

しばらくしたら店に甲府サポご来店。俺たちの隣に陣取る。へへへ、誰一人レプリカのレの字も、マフラーのマの字も感じさせない俺たちに油断したな。試合の事を語り出す甲府サポ。なにやら、京都戦と似てたんだってー。主導権は握ってたけどワンチャンスでやられたんだってー。浦和の悪口でも言おうものなら速攻飛び出す姿勢の俺たち。まさに臨戦態勢。しかし、その後はなんか普通の話に戻っちゃって肩透かしをくらう。あれだけ良いサッカーしてたんだから、もっと盛り上がれよ、甲府サポ。

22:30/路上「女の子救出!」by新城

店を出て、しばらく走ると道路の反対側で何やらトラぶってるのを清尾さんと香川君が発見!清尾さんが「停めろ!」と言うので、ハザードを出して車を停止、車を降りて駆け寄る俺たち。道端に若い男女。女の子は倒れている。事件か!レポートネタだぞ!どうやら2人はカップルだが、彼女がベロベロに酔っ払ってアイスが食べたいというのでコンビニに車を停めたら、突然飛び出してフラフラ歩きだしたという。彼氏を手伝って車まで彼女を運んであげる俺たち。もうグニャグニャなので4人がかりで抱える。運ぶときにおへそや下着が見えた。若くて可愛いかったんで、勝点1プラスされた気分。

彼に感謝されつつ、立ち去り際に「俺たち、レッズサポっすから」とバリバリアピールするのも忘れない。正直、少し格好悪い。けどその格好悪さがまた素敵。てかさ、その場では彼氏の話を素直に信じたけど、俺たち、悪さの手伝いとかしてないよね?誰か肯定してくれ。

1:30/帰着「まとめ」by新城

さて、ここまで俺たちはレポートに書けるような事は何もしてない事に今さらながら気が付く。さぁどうしよう!どうにか話題になるような事はないだろうかとの話し合いの元、放送禁止用語しりとりとか始めてみる。よけー駄目じゃん。絶対書けないじゃん。マジで最低だな俺たち。三菱自動車さんもがっかりだよ。どうしてこんな奴ら選んじゃったんだろうって、今頃このレポート読んで泣いてるね。なので、次回この企画に参加のレッズサポはこんな心が荒むようなレポート書くの禁止ね。ちゃんとスポンサーの気持ちを汲もうよ、サポなら。

え?お前らなんかサポじゃねーって。ほっとけ。

「もう一度、まとめ」by全員

JOEではまとまらないので、全員から最後に一言。


前田:試合後のラーメン店「天下一品」は知っていたけど食べたことはなかったので、僕としてはいい経験でしたが、甲府名物でもないし、アウェーグルメにはならないなあ、と。でも逆にこういう地元の人が来る普通の店のほうがホーム側のサポーターと遭遇する可能性は大きいのかもしれません。自分で遠征するときは地元の飲食店には寄らずまっすぐ帰るので結構新鮮でした。試合結果以外は充実した遠征でした。


香川:車でアウェー遠征というとバスをチャーターする企画にお世話になることが多いんですが、今回はバスにはない気楽さがありました。時間の使い方もそうですし、気心の知れた仲間と周りを気にせずに盛り上がれるのもいいところでした。同乗した6人の年齢はバラバラ。でも、世代や環境を越えて友達の輪が広がったのもレッズのおかげです。


大野:小瀬は、レッズサポも多かったけど、甲府サポも多かった。2000年はテレビ埼玉の中継を見てたので偉そうなことは言えませんが、その時の印象と全く違いました。試合の方は、2000年によく見た展開でしたね。連戦だったし、4試合中アウェー3試合だったからこんなものなんじゃないの?しかし、レッズの選手に野次飛ばしてるレッズサポの多さに正直ゲンナリです。自宅まで送っていただき、甲府まで往復1,100円の自腹分。三菱自動車さま、ゴチになります!そしてみなさん、おつかれさまでした。


野口:小瀬の入場者は今年最高の17,000人。レッズサポも大挙して押し寄せましたが、満席のスタジアムは気持ちよかったです。帰りの駐車場では、甲府サポの親子連れの方に、お疲れ様!と声をかけられました。なんてフレンドリー。来年もまた来るからね~!残っていてね!と、念じつつ帰路に着きました。私は三列目を独占し、本当に楽ちんな弾丸ツアーでした。


清尾:2000年以来の甲府。7月3連勝ならず残念だった。赤い部分がかなりあったとは言え、史上最多17,000人のスタンドが甲府の選手たちの心に火をつけたことは間違いないだろう。やっぱりサポーターは試合の行方を左右する。ところで6~7人のツアーは、話題がいろいろあって面白い。また行きたいな。

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